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本土と沖縄の子育てに違いはある?沖縄の子育ての特徴は?

投稿日:2021年5月5日 更新日:

子育て

沖縄には本土出身の移住者で現在子育て中の人がたくさんいます。子育てをしていく中で本土と沖縄の子育ての違いを感じる移住者も多いですが、その違いや沖縄の子育ての特徴はどうなのでしょうか?

沖縄は「地域で子供を育てる」意識が強い

沖縄では親や祖父母だけでなく、近所の人や地域住民などが積極的に子どもに接してきます。これは昔から沖縄に根付いている「子供は地域の宝」という考えが強いです。ですから小さな子供を抱っこして街を歩いていると、知らない人から声をかけられることもよくあります。またちょっと困ったことがあってもすぐに手を貸してくれます。

夜遅くまで子供が外で遊んでいる

1年の大半が夏の沖縄は、日中に外で遊ばせることはあまりありません。これは子どもだけに限らず大人社会にも当てはまるため、沖縄全体が夜型社会になっています。たしかに日中は暑くてたまらない沖縄でも、陽が落ちると風が吹くので外でも快適に過ごすことが出来ます。でもそれが夜の8時、10時となると「子どもなのにこんな時間まで外に出て遊んでいるなんて…」と不安に思うこともあります。

また近くに親がいないのに小学生の子どもが夜遅くまで外で遊んでいる姿を見ることもあります。さすがにこの様子はびっくりします。のんびりとした雰囲気がある沖縄ですが地域によっては治安が悪いエリアもあるので、本土出身者から見るとギョッとします。

保育園の知育活動、お稽古事が充実している

保育園というと「働く親のサポートは積極的だけど、子どもの知育・お稽古事はちょっと…」というイメージがあります。でも沖縄の保育園は、どちらかというと知育・お稽古ごとに積極的です。

我が家の娘は沖縄県内の認可保育園出身ですが、保育園に通っていた当時は週に2回のスイミングに習字教室、算数教室、リトミック教室などいろいろなお稽古事がありました。認可外の私立保育園では、さらに積極的に知育・お稽古事に力を入れている園もあります。そのため個人的には「沖縄の保育園のレベルは本土並みに高いかも?」と思います。

居酒屋に小さな子供を連れて出かける親が多い

沖縄では居酒屋に子どもを連れて出かける親を見かけることが多いです。「家族で居酒屋に行く」というよりも「友達の飲み会」「ママ友の飲み会」などに子どもを連れて居酒屋に出かけます。しかも沖縄の居酒屋経営者もその点をよく知っているので、「キッズルームがある居酒屋」をネットで検索するとたくさんの店がヒットします。

もちろん居酒屋に子どもを連れて行ってはいけないというわけではありません。問題なのはその時間です。

未就学児の場合は「遅くても夜9時までには寝かせるもの」という考えが一般的な本土に対して、沖縄では「一緒に連れて行った方が安心」という意見の方が多いです。しかもこの傾向は都心に近いほど強いです。

さらに電車がありませんので、夜の飲み会は基本的に長いです。そのため疲れて眠っている子どもをあやしながら飲み会を続けている保護者の姿も、県内の居酒屋では珍しくありません。もちろん県出身者の間でも、この状況に対する意見は賛否両論がはっきりと分かれます。ただし未だにこうした姿はなくならないのも現実です。

沖縄で子供の授業参観は「家族みんなで楽しむもの」?

沖縄の小学校では、子どもの授業参観はまるでピクニックみたいです。両親そろって参加するのはもちろんですが、未就学児のきょうだいや祖父母、親戚など一家総出で参加することもよくあります。

ただここまでなら「ほのぼのとした雰囲気」でよいのですが、授業参観に親が参加していくところが本土出身者から見るとびっくり!

例えば国語で漢字の授業で先生が「辞書を使って〇がつく漢字を班ごとに見つけてください」と指示されたとします。そして「はい、始めてください!」という先生の掛け声がかかります。

すると教室の後ろや廊下から見ていた保護者たちが、一斉に子どもの席に駆け寄っていきます。そして辞書ではなく言葉で「○○ちゃん、この漢字があるわよ」と言ってどんどん教えていきます。最近の小学校ではよくあることなのかと思ったのですが、沖縄出身の主人に聞いてみると「昔からこんなだよ?」といいます。さすがにこれには本土出身の私はびっくりしました。

小学校でしまくとぅば(島言葉)の授業がある

沖縄の小学校では「しまくとぅば(島言葉)」と呼ばれる方言の授業があります。しまくとぅばは地域の方言ですから、地元の文化を知るということなのでしょう。

本土出身者の保護者からみれば「せめて正しい日本語を身に着けてからにして欲しい」と思うのですが、沖縄出身の保護者は概ねこの授業に対して評価しています。しかも「島の言葉を学ぶことは大事なこと」「地域の文化を継承してくれる」など好意的な意見が多いです。

本土との違いはあっても子育てにおおらかなのが沖縄の特徴

本土出身者から見るとギョッとするようなことも多い沖縄の子育て事情ですが、全体的に見てみると「子育てにおおらかなのが沖縄」といえます。

地域の人が積極的に学校活動に参加してくれるところも沖縄らしいところですし、批判が多い夜型社会も日中の気温が高い沖縄ならではの古い慣習ともいえます。でも沖縄の子育て環境を本土とくらべるとかなりの違いがあるので、本土出身者の視線で見てしまうと「なんだこれ?」と思うことが多いのかもしれません。

いずれにしてもちょっと離れた位置から沖縄の子育てを見てみると、ネットなどで書かれているほど悪いことばかりではないと感じます。

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