
初めての沖縄でお部屋探しをするとなると、一から十までわからないことだらけというのが本音ですよね?でもお部屋探しで意外と知られていないのが間取りの違い。暮らし方にも影響がある間取りの違いとは?
ワンルームと1Kの違いは結構大きい
ワンルームと1Kは、家賃もスペース的にも手ごろなので初めての一人暮らしに人気がある間取りです。ただこの2つの間取りには決定的な違いがあります。
ワンルームも1Kも「メインルームが1室ついている」という点は共通しています。ただ1ルームの場合はキッチンとメインルームの仕切りがありません。つまり「玄関を開けると部屋が全部丸見え」になります。
これに対して1Kにはキッチンとメインルームに仕切りがあります。そのため玄関を開けた時にキッチンは丸見えですが、メインルームまで見えることはありません。
実はこの違いはかなり大きいです。宅配便や突然の来客があった時、玄関先で対応するにしてもワンルームでは部屋の中が玄関から丸見えです。あらかじめ訪問する時間がわかっているのであれば部屋の中を片づけることもできますが、宅配便などの場合は突然にやってくるので物を隠す暇もありません。
これに対して1Kの場合はメインルームに仕切りがありますから、玄関前のキッチンさえキレイに整理しておけばプライベートが丸見えになることを避けることができます。これは大きな違いです。
自炊がメインの一人暮らしなら1Kと1DKの違いも知っておくべき!
一人暮らしをするなら、毎日の食事をどうするのかによっても食費にかかる費用が変わってきます。少しでも節約したいのであれば、やはり自炊は欠かせません。そうなると一人暮らしにおすすめの1Kと1DKとの違いに注目しなければいけません。
そもそも1Kと1DKの違いは「キッチンの広さ」にあります。どちらもキッチンにメインルームが1室つく間取りですが、キッチンの広さによって表示の仕方が決められています。
1Kの場合はキッチンの広さが6.98㎡(4.5畳)未満です。メインルームとキッチンの間には仕切りがありますが、玄関からメインルームにつながる通路にキッチンが設置されているので大きな冷蔵庫を置くことは厳しいです。さらに調理スペースも狭いですから、一度にいろいろな調理を同時に行うほどスペースに余裕はありません。
これに対して1DKの場合は、キッチンの広さが6.98㎡(4.5畳)以上12.4㎡(8畳)未満となります。そもそもDKというのが「ダイニングキッチン」のことを言いますから、2人掛け用の小さなダイニングテーブル程度であれば置くこともできます。また冷蔵庫だけでなく食器棚や調理家電などを置いたとしても、台所がものであふれてしまうということは避けられます。
つまりこのキッチンの広さが「自炊のしやすさ」にも関係します。何しろ沖縄はただでさえ湿度が高いですから、きちんと換気ができる状態でないとキッチンにカビが発生してしまいます。そんな状態なのにキッチンが物であふれていれば衛生的に悪くなるのは当然です。ですから自炊メインで考えるのであれば、家賃が多少高くても1DKを選んだほうが断然暮らしやすいというわけなのです。
近い将来2人暮らしを考えているのであれば一人暮らしでも1LDKがいい
「カノジョ・カレシと近い将来2人で暮らしたい」とひそかに考えているのであれば、多少家賃が高くてもゆとりのある1LDKを選ぶのがおすすめです。
1LDKも1Kや1DKと同じようにキッチンにメインルームが1室つく間取りです。ただLDKが「リビングダイニングキッチン」の略ということからもわかるように、ただのダイニングキッチンとは違い居間としての機能があります。これは広さにも明確な違いがあり、12.4㎡(8畳)未満のキッチンをDKと呼ぶのに対してLDKは12.4㎡(8畳)以上の広さとなります。
つまり「1LDKであれば実質2部屋として使うことができる」というところが大きなポイント!「メインルームを寝室にしてLDKにソファーやテレビを置く」という使い方もできるので、1人暮らしをするのであればかなりゆとりのある暮らしができます。
もちろん1DKよりも収納スペースが多いので、恋人の荷物が増えたとしても「荷物が収納できない」といって困ることもありません。こんな条件のいい間取りはなかなかありません。2Kよりもやや家賃は高いですが、逆に1人暮らしなのに2Kとなると何となくあなたの目論見が恋人に透けて見えてしまいます。これは関係次第では恋人に逃げられるかも…。
部屋探しをするなら間取りの違いもしっかりチェック!
沖縄移住となると何かとお金が必要になりますが、いざ引越しをしてみて部屋に不満が出てきてもすぐに引越しをするというのは金銭的にもかなり負担になります。
でもせっかくの沖縄移住生活なのですから、沖縄での暮らし方に合わせた物件探しをするのがポイントです。もちろん家賃も気になりますが、間取り選びを間違えると暮らしやすさも大きく変わります。快適な沖縄生活を過ごすためにもぜひ暮らしやすい間取りにポイントを置いて選んでみてくださいね。