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沖縄の学校給食で登場する沖縄郷土料理たち

投稿日:2018年9月5日 更新日:

給食

学校給食といえば、その地域の特産品を使った郷土料理が出るのも楽しみの一つ。独特な食文化を持つ沖縄の学校給食でも、もちろん沖縄の郷土料理が登場します。子ども達にも人気の沖縄の学校給食の秘密を紹介します。

沖縄の学校給食の歴史

そもそも沖縄の学校給食は、昭和35年に公布された「琉球学校給食法」によってはじめられました。現在の学校給食は「教育の一環」と位置付けられているのですが、食糧事情が厳しい戦後の沖縄では、子供たちの健康管理としての意味もありました。

戦後本土復帰を果たした沖縄では、学校給食用の物資が無償で国から提供されていました。この支援の元となった「沖縄復帰に伴う文部省関係法令適用の特別阻止に関する政令」は昭和51年まで交付されていましたが、その後も昭和61年度までは暫定処置としてその一部が国からの補助で賄われていました。

昭和40年代前半の給食はパンと牛乳が主流だった

戦後アメリカ軍の統治下にあった沖縄では、学校給食の主食はご飯ではなくパンでした。もちろんおかずとして沖縄の郷土料理(当時は家庭料理といった方が正しいのかもしれない)が添えられていましたが、栄養価の高い牛乳もパンとセットで出されることが多かったようです。

沖縄の学校給食で使われている食器は?

学校の給食といえば、食事が盛り付けられる食器も特徴があります。もちろん時代とともに主流となる食器も変わってきています。では沖縄の学校給食で使われる食器はどんなものなのでしょうか?

かつてはアルマイト製の食器が主流

かつての沖縄の学校給食では、アルマイト製の食器が主流でした。お盆やおかずを入れる食器はもちろんですが、スープなど汁物椀もアルマイト製。熱の伝導率が高いアルマイト製の汁物椀は、皮膚が薄い子供たちにとってはかなりの強敵だったことでしょう。

現在はプラスティック製のワンプレーと食器が主流

現在の学校給食で使われる食器の主流は、やはりプラスティック製のようです。運搬する上でもアルマイト製と比べて軽いですし、第一壊れにくい!もちろん汁物椀もプラスティック製の方が持ちやすいので、子供たちにとっては使いやすいようです。

ただ沖縄の学校給食では、各料理を個別の食器に入れるのではなくワンプレート式の食器に入れるのが主流のようです。

行事食には琉球漆器が使われることもある

地域によっては、行事食の際に限って沖縄の伝統工芸品である琉球漆器をつかうこともあります。さすがに毎回の給食で使用することはありませんが、知り合いの子供が通う小学校の給食で琉球漆器が使われたことがあるようで、子供たちのテンションもかなり上がったそうです。

沖縄の学校給食で登場する沖縄郷土料理たち

では実際の学校給食でよく登場する沖縄の郷土料理たちを紹介していきます。

グルクンのシークヮーサーソース

沖縄の県魚である「グルクン」のから揚げを、これまた沖縄特産であるシークヮーサーを使った特製ソースをかけたオリジナルメニューです。グルクンのから揚げは沖縄の居酒屋料理の定番なのですが、甘みと酸味がミックスしたシークヮーサーソースをかけることで子ども達にも人気があります。

クファジューシー

ジューシーといえば沖縄風炊き込みご飯のことです。でも一般的に食堂やコンビニなどで見ることが出来るジューシーは、正確に言うと「クファジューシー」といいます。沖縄の家庭料理でよく使われる「ひじき」がたっぷり入っているのが特徴です。

ちなみに雑炊タイプのジューシーは「ヤファラジューシー」または「ボロボロジューシー」といいます。言い方としては「ボロボロジューシー」の方がよく使われます。ただし沖縄の学校給食ではほとんど登場しません。

モズク丼

これもまた子ども達に人気のある給食メニューです。沖縄特産の生モズクを使っているので、モズクのシャキシャキとした歯ごたえがどうやら人気の秘密のようです。モズク独特の海藻臭さは生姜を使うことによって解消しています。

チムシンジ

チムシンジは沖縄料理の店でもあまり聞きなれないメニューですが、これもれっきとした沖縄の郷土料理です。実はチムシンジは「豚レバーの汁物」のことで、豚レバーのほかにも豚肉や肩ロースなどをニンジン、生姜とともにじっくりじっくりと煮込みます。

豚肉を使ったレシピが豊富にある沖縄ですが、チムシンジは古くは滋養食として食べられていた料理。医食同源の考えが根付く沖縄ならではの郷土料理です。

紅芋団子

紅芋は言わずと知れた沖縄の特産品です。色鮮やかな紫が特徴の紅芋ですが、県外への紅芋の持ち出しが禁じられているために沖縄以外ではあまりなじみのない食材かもしれません。

学校給食ではデザートとして出されるのですが、ほんのりとした甘みがあるので、同じくデザートとして出されるフルーツよりも子ども達のテンションが上がるようです。

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