日本には大小含めて100以上の水族館があります。日本最大級のホテル予約サイト「じゃらん」おすすめ水族館ランキングで1位を守り続けているのは沖縄県の美ら海水族館。中心地那覇から自動車で2時間という距離にありながら日本で最も熱い視線を集めている水族館です。那覇空港から車で高速道路を使って2時間、高速バスで約3時間を要しますが沖縄に来たら誰もが必ず行こうと思う観光スポットです。
美ら海水族館の絶対!見るべき所

誰もがここをいちばんの目的として訪れるはずですが、やはりいちばんの見所はメイン水槽である「黒潮の海」です。
幅35メートル、奥行き25メートル、深さ10メートルの大水槽は堂々の世界第三位の大きさ。ここでしか見られない複数のジンベエザメとナンヨウマンタの群泳や約70種類1万6000匹の生き物が見られます。まるでどこかの海をそっくりそのまま切り取ってきたかのようなダイナミックさに誰もが時間を忘れて魅入るはずです。様々な角度から見られるように工夫されているのも特徴で、アクアルームでは手が届きそうな頭上をジンベイザメが悠々と通っていきます。そこで見ていると海底の生き物になった気分が味わえます。
館内ツアーに参加しよう
最近はどこの水族館もバックヤードツアーを開催していますね。美ら海水族館では黒潮探検と称したツアーがあります。
スタッフさんによる海の生き物たちの説明を聞きながら「黒潮の海」の大水槽を真上からじかに見られるコースです。毎日複数回実施されています。「黒潮の海」を横切るように作られた橋を渡る時はドキドキします。
夏に行くとかなり湿気と熱気が立ち込めていて熱苦しいのですが、直にジンベイザメの背中が見られるのはとても貴重な機会ですから大興奮しますよ。時にはナンヨウマンタが水面にバシャッと上がってくる姿も見られます。実際の大きさもよく分かります。
最高に贅沢な休憩場所
館内ツアーに参加した後はちょっと休憩しましょう。お勧めは「黒潮の海」のジンベイザメやナンヨウマンタを特等席で見られるカフェ「オーシャンブルー」です。

ビールやアイスコーヒーなどの飲み物、スパゲティ、ナンドッグ、タコライスの軽食、むらさき芋アイスなどのデザートもあります。「とっても優雅な時間が過ごせる」「何時間でも座っていられる」とお客さんには大好評です。他にも東シナ海を一望できる見晴らしのいいレストラン「イノー」では沖縄食材を生かしたランチビュッフェが楽しめます。
館内以外にも見所がたくさん!
館内だけで結構お腹いっぱいですが、美ら海水族館は海洋博公園の一部。館内の外にも見るべきところがあります。その一つがマナティ館です。小さな建物ですが愛嬌のある顔をしたマナティが水の中でゆったり浮かんだり、ぐるんぐるんと廻ったり顔だけ出して眠っていたりする姿はとにかくキュート。
水族館といえばイルカショーですよね。美ら海水族館には「オキちゃん劇場」という立派な設備があり、芸達者なミナミバンドウイルカやオキゴンドウの身体能力を生かした楽しいイルカショーが見られます。

他にも手の届きそうな距離でイルカを観察できるイルカラグーンやウミガメ館があります。ここに挙げた4つの施設はなんと無料で見ることができるのです。
とっても楽しい美ら海水族館は、館内は涼しいので問題はないのですが館外にも魅力的な生き物たちがいるので結構歩くことになります。館外の施設は館内から徒歩5分ということになっていますが、沖縄の強い日差しの中をマナティ館、ウミガメ館、おきちゃん劇場・・・と歩いて回るのは実際には結構きつく思いの外体力を奪われますので、特に夏は水分を確保して体調を見ながら周ることが大切です。きついかなと思ったら園の端から端まで園内を循環する電気遊覧車を一回100円で利用するのもいいですね。体調に気をつけて美ら海水族館を思い切り満喫しましょう。