
本土から沖縄へのお引越しをする場合、移動距離だけでも相当ありますので費用の負担も大きいです。距離が離れている分、沖縄へのお引越しでは知っておくべきポイントがあります。
沖縄へ荷物を運ぶ方法は2つある
沖縄へお引越しとなると、とにかく移動距離が長いです。長距離移動の場合のお引越しの方法には「チャーター便でお引越し」と「コンテナ便でお引越し」の2つの方法があります。
費用だけで比較すると、チャーター便でお引越しをする方がコンテナ便よりも高いです。旧住所から沖縄の新居までの荷物の移動を1つの業者が担当するのがチャーター便です。つまり「自社のみで引っ越し作業のすべてを担当する=チャーター便でのお引越し」というわけです。
これに対してコンテナ便でのお引越しは、旧住所からの荷物の搬出業者と沖縄到着から新居までの荷物の搬入業者が異なる場合があります。またコンテナ便ですので陸路での移動方法もいくつか方法があります。物流専門の運送業者が担当することもありますし、荷物が少ない場合は他の依頼者の荷物と一緒に移動させることもあります。
こうしたこともあって条件次第ではコンテナ便でのお引越しの方がはるかに安い費用でお引越しをすることが出来ます。
ただし旧住所から新居へのお引越し完了までにかかる時間で比較すると、圧倒的にチャーター便の方が早いです。ですから「引越しの為に休むことが出来る日数が限られている」という場合は、短期間で沖縄まで荷物を移動できるチャーター便のお引越しを利用するのがおすすめです。ちなみにコンテナ便の場合、本土から沖縄に荷物を移動するだけでも最大5日のタイムラグが出ます。
長距離移動となる沖縄だからこそ対応できる引っ越し業者は限られている
引っ越し費用を少しでも抑えたいと思ったなら、大手業者よりも安く対応してくれる中小規模の業者の方が良いと考えるのが一般的ですよね?ところが沖縄はここが問題なのです。
そもそも本土から沖縄までの移動手段が限られています。陸路がないのですから、飛行機か船のどちらかしか移動方法はありません。しかも沖縄まで何とか荷物を移動できたとしても、飛行場または港から沖縄の新居まで荷物を移動する必要があります。
沖縄を含め全国各地に支店がある大手業者であれば問題ありませんが、中小規模の業者の場合は「沖縄及び離島はサービス対象エリア外」がほとんどです。つまり無事に沖縄まで荷物を移動させても、その荷物を新居に届けるルートがないのです。
ただし諦める必要はありません。沖縄はこのような特殊な事情もあって、県内の引っ越し業者が独自の進化をしています。そのため沖縄の引っ越し業者であっても、独自のルートを使って県外からのお引っ越しを引き受けることが出来るようになっているのです。もちろん沖縄県内すべての引っ越し業者がこのサービスを提供できるわけではないので、きちんと業者ごとに確認をする必要があります。
離島へのお引越しはもっと難しい

本土から離島へお引越しとなると、大手業者でも対応していない事がほとんどです。離島の場合は沖縄本島に荷物が移動できたとしても、本島から離島までさらに船便を使って荷物を移動させなければいけないこともあります。そのため本土から離島に引っ越しする場合は、沖縄本島から離島への引っ越し経験が豊富な地元の引っ越し業者に依頼する方が、期間・費用共にお得です。
もちろんネットで引っ越し業者に一括見積をとるという方法もおすすめですが、離島に関するお引越しとなると沖縄県内に事業所を持つ引っ越し業者に相談してみるのがおすすめです。またオプションサービスの範囲についても確認しておく必要があるので、ネットだけでなく直接電話で内容を確認するのが最も安心な方法といえます。
本土から沖縄の引っ越しは事前の情報収集がカギ
本土から沖縄へのお引越しは、とにかく情報を集めることです。繁忙期を避ければ費用を抑えることが出来るのはお引越しの常識ですが、通常期に入った沖縄は台風シーズンと重なることもあります。
特に船便を使って本土から荷物を移動させる場合は、天候によって船の到着が遅れる場合もあります。荷物の到着が遅れても予定通り新生活を始めなければいけないという切羽詰まった事情がある場合は、その間の宿泊先の確保も必要になります。こうした情報も沖縄県内の引っ越し業者であれば細かく教えてくれます。
本土からのお引越しは、荷物の移動だけでなく無事に新生活がスタートできるまでの日数も大事なポイントです。だからこそ事前の情報収集は徹底的に行っておくのがポイントですよ!