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年間3万人の沖縄移住者が結局移住を諦める3つの理由

投稿日:2020年4月5日 更新日:

国際通り

年間約3万人が沖縄移住し、毎年同じ人数が移住を断念し本土に戻っていきます。長く住み続けていると「給料が安い」が断念の最大の理由ではない気が…。そこで移住者の私が思う移住失敗の3つの理由を挙げます。

「なんちゃって移住者」が多すぎる

長く移住生活をしていると、沖縄出身の地元住民が口にする「これだからナイチャーは!」というセリフに共感してしまうことがあります。

一般的に「ナイチャー」という言葉は沖縄の方言で「本土(内地)出身の人」を言います。ただこのナイチャーという言葉には「本土からの沖縄移住者」を限定して使うこともあります。

本土からの沖縄移住者に「どうして沖縄に来たの?」という質問をすると、その答えは3つに分かれます。

最も多いのが「沖縄が好きすぎて移住してきた」です。これは正直言って羨ましいです。

大好きだと公言できる場所に移り住んでそこでの暮らしを満喫しているのですから、「沖縄移住の成功者」といってよいでしょう。なにしろ「沖縄が好きすぎて移住してきた」と答える人のほとんどが、「今の暮らしに満足している」と答えるのです。そしてこの言葉には「不便なこともすべて沖縄の今の姿」としている気持ちが見えます。

「好きすぎで…」と同じくらい多い移住の理由が、「都会での暮らしに疲れた」です。これを沖縄移住の理由にする人は、「移住に大成功」と「移住に大失敗」の2つに分かれます。残念ながらこのタイプの人に「そこそこ満足」はありません。

都会での暮らしに疲れたとしても、沖縄だって日々の暮らしを続けるのに苦労します。給料が少ないといわれても、なんとかやりくりをして暮らしています。少しでも暮らしが良くなるように仕事量を増やすこともあります。こんな暮らしから逃げようと思えば、地元住民だって逃げる方法はあります。

実際に沖縄から飛び出し都会で生活する人も多いです。でもその数と同じくらい地元に戻ってくる人も多いです。所詮どこにいても自立するには努力がいるのです。これは沖縄に移住をしたことを「失敗だった」と感じる人にも同じことが言えます。

ちなみに「確実に沖縄移住に失敗する人」に多いのは「なんとなく沖縄に移住してみた」です。

沖縄そのものに魅力を感じるわけでもなく、かといって沖縄社会になじもうという気もありません。ただし「ただの観光客ではない」という変な自意識があります。はたから見れば「観光客気分が抜けないにわか移住者」なのですが、そのようにみられるのをとても嫌がります。こういうタイプは、地元出身者からも沖縄伊集者からも嫌われます。

「仕事を大事にする」が出来ない

仕事

横のつながりを大事にする沖縄社会で移住者が自分の居場所を作ろうと思ったら、「仕事を大事にすること」が大事です。

そもそも地元の人が沖縄移住者に対して最初から「よそ者」というレッテルを貼ることはありません。基本的に沖縄の人はその場の雰囲気を大事にします。ですから同じ職場で働いているのであれば、少しでも働きやすい環境にするためにフレンドリーに接してきます。

だからあなたがもしも人付き合いに苦手意識を持っていたとしても、与えられた仕事を一生懸命こなしている姿を見せれば周りから「よそ者」と思われることなどありません。

ただし仕事に対して真剣さを見せずに「本土とは違う」と一言つぶやいてごらんなさい。たちまちあなたは会社の中で「よそ者」のレッテルを貼られます。この違い、分かりますか?

つまりこの行動をとった時点で、あなたは自分から「私はよそ者です」と公言したようなものなのです。あなたは「仕事」の場において真剣さを見せないどころか、あろうことか本土と沖縄を比べて「本土よりも沖縄の方が(仕事の効率・内容など)劣っている」と態度で語ってしまったわけです。

移住経験者としてハッキリ言っておきますが、沖縄で長く住み続けるのであれば初めにやらなければいけないのは「沖縄社会で仕事を続けること」です。

横のつながりを重視する沖縄では、仕事の付き合いはプライベートの付き合いになります。プライベートな付き合いが出来る人は、ビジネスの世界でもその人脈が活躍します。どちらを優先させるかではなく、一生懸命仕事をしていれば必ずどちらも手に入ります。

でも仕事に一生懸命になれない人はどちらのつながりも手に入れることはできません。そして誰も自分の周りにいないことを悟った時、沖縄から去っていきます。

移住者コミュニティー以外とは関わらない

「郷に入れば郷に従う」という言葉がありますが、それが出来ない人も沖縄移住者にはいます。何しろ年間約3万人の新たな移住者が沖縄にやってくるのですから、移住者コミュにティーも沖縄には存在します。

移住者コミュニティーは移住経験の長い人がボスのような存在になります。もちろん移住者の中にはいろいろな人がいますが、中には地元住民との直接交流を望まない人もいます。そんな移住者だけが集まる移住者コミュニティーが沖縄には実在します。

このコミュニティーも実は1つだけではありません。そもそも地元住民に見える形では存在しません。でも確実に存在します。所得が高く数年毎に他県へ移動する公務員の家族がこうしたコミュニティーにはよく参加しています。ただこうした人は沖縄に長く住み続けることを前提に暮らしていません。だから独自のコミュニティーに参加していても問題はないのです。

ところが同じ感覚で沖縄移住者がこうしたコミュニティーに参加すると、まったく地元住民と交流することがなくなります。それどころか沖縄のあまり良くない側面ばかりが目に付くようになります。

こうして沖縄に住みながら沖縄に根を置かないコミュニティーとだけつながりを持っていると、いつしか身の回りに起こるトラブルの原因がすべて沖縄移住にあるように思えるようになります。このようなタイプは移住をしても長くて3年、早い人だと1年を待たずに移住を諦めて沖縄を去っていきます。

沖縄は決して移住しにくい地域じゃない

私は家族の都合で沖縄に移住してきましたが、振り返れば「あの時決断していたら今沖縄には住んでいない」と思う出来事が何度かありました。でも私の場合は「仕事」と「仕事でできた友人たち」の存在があったから、結果として今でも沖縄に住み続けています。

沖縄は決して移住しにくい場所じゃありません。ただし中途半端な気持ちで移住してきても失敗します。それは沖縄に限らないことです。

ただ沖縄は恵まれた自然環境があるために、移住をしようと思う人の年齢層が幅広いです。経験を経て沖縄移住を決断する人もいれば、勢いだけで移住する人もいます。そしてどちらのタイプも成功と失敗があります。

でも本当に沖縄に移住したいのであれば、最低でも3年は帰らないつもりで移住してください。3年間住み続けることを考えれば、大抵のことには我慢が出来るようになります。

ちなみに3年間住み続けることに不安がある場合は、まだ沖縄移住のタイミングではないと思ってください。沖縄に足を運ぶ回数重ねながら「本当に住みたい場所なのか?」を問い直してみてください。厳しいようですが、これが沖縄移住を成功させるための大事なステップだと思いますよ。

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