さんさん沖縄

沖縄県の地域情報発信サイト

沖縄移住

沖縄移住のデメリットをメリットに変える方法

投稿日:2017年10月23日 更新日:

シーサー

沖縄移住については、メリット・デメリットともにたくさんのことが指摘されています。でも、新しい土地に住むからには、デメリットがないという方が珍しい。それなら、デメリットをメリットに変えてしまいましょう!

沖縄特有の気候をうまく利用して移住成功

沖縄は、高温多湿の亜熱帯気候です。年間平均気温が20℃を超える沖縄では、本土との気候や気温の違いが大きいのが特徴です。でも、この違いをうまく利用することで、沖縄移住を成功させることが出来ます。

沖縄への移住は冬がおすすめ

沖縄の冬は、とても短いです。真冬のような装備が必要になるのは、12月から2月にかけてのおよそ3か月間のみ。さらにこの期間であっても、沖縄本島内であれば、最低気温が15℃を下回ることはほとんどありません。ということは、冬の防寒着がほとんどいらないということ!

現在、あなたの家の中にある大量の冬服や防寒着は、沖縄に移住する上では、かさばる上に、引っ越し費用の増加の原因になります。さらに本土で必要になるコートやマフラーなどの防寒着は、沖縄での移住生活では、ほぼ不要品です。これは、沖縄でなければあり得ない特殊な事情です。

そうなれば、これを利用して、これまで家の中にたまっていた大量の衣料品を整理するチャンス!「いつか必要になるかも…」と思って残しておいた年代物の衣料品も、これを機会に断捨離してしまえば、移住後の家の中は、かなりスッキリするはずです。

冬のシーズン前なら引っ越し費用を稼ぐこともできる

冬物衣料が不要になるとはいっても、そのまま資源ごみにするのは気が進まないという人も多いはず。そんな時は、リサイクルショップを利用して、上手に引っ越し費用の足しにしてしまいましょう。

ただし、引っ越し費用を捻出するためには、リサイクルに出す時期に注意が必要です。冬物衣料を冬に売っても、すでにお店の中には在庫がいっぱい。ですから、リサイクルショップで少しでも高く買取してもらうためには、冬が始まる前に商品を出すことがポイントです。

シーズン前であれば、リサイクルショップ側としては、少しでも商品をそろえたいわけですから、多少難ありの商品であったとしても、最悪でも無料で引き取ってくれます。さらに、品物の状態が良ければ、高値がつくことも…。これが、リサイクルショップをうまく利用するコツなのです。

シーズンの家電製品も、できれば処分

移住一年目の冬は、ほとんどの場合、寒さをそれほど感じません。沖縄で寒さを感じる原因は、海から吹きぬけてくる強い風にあります。この風さえさえぎれば、沖縄の冬は暖かく過ごすことが出来ます。ですから、室内で利用する電気ストーブなどの家電製品も、どうしようかと悩むくらいなら、思い切って処分してしまいましょう。

2月末ごろからは夏服が必要になる

沖縄では、3月に入ると一気に気温が上がります。そのため、朝夕の寒さは残っても、日中は、半袖シャツ一枚だけで十分に過ごせてしまいます。

なにしろ、移住一年目は、とにかく暑さとの戦いです。湿度が高い沖縄では、ほんの少し外に出るだけでも、大量の汗をかいて着替えがしたくなるほどです。さらに、気温が高くなるほど、スコールが起こりやすくなるため、洗濯物が乾かないこともしばしば。ですから、夏物衣料は、一年を通して大量に必要になります。

夏物衣料ファイナルバーゲンが狙い目

移住前にぜひ確保しておきたいのが、夏物衣料です。移住後に購入しても良いですが、夏の終わりに一斉に始まる夏物衣料のバーゲンを狙えば、もっと安く沖縄用の服が確保できます。

湿気対策用の家電は確保すべし!

沖縄の湿気は、何しろすごいです。そのため、身体への不快感以上に、湿気による衣類や家具、室内の被害の方が大変。何も対策をしておかないと、クローゼットの中でも服はカビだらけになってしまいますし、靴箱の中の革靴もカビで真っ白になってしまいます。

様々な家電製品があると思いますが、もしもご家庭に除湿器があるのであれば、それだけは絶対に持っていくべし!さらに、移住後すぐに使えるようにしておくことが大切です。

衣服の荷造りでは、必ず防カビ対策を!

沖縄は、海からの風が年中吹いているので、冬でもそれほど乾燥しません。ですから、冬の間でもきちんとカビ対策をしておかないと、いざ服を取り出した時に、お気に入りの服にカビが生えていることも…。

さらに、普段はあまり使わない革製品なども、きちんとカビ対策をしておくことがポイントです。靴やカバンも、沖縄のカビの標的になりますので、十分にご注意を!

沖縄で自分に合った仕事を探す方法

面接

有効求人倍率が、全国ワースト1位の沖縄。そのこともあってか、多くの移住者が、沖縄での仕事探しに苦労をしています。でも、ここでも、そのデメリットをメリットに変えるコツがあります。

語学力を生かして上手に転職

ここ数年で、急激にアジア圏の外国人観光客が増えてきている沖縄。観光業界はもちろんですが、接客が必要となる分野では、様々な業種において語学力のある人材を求めています。

ドラッグストアや家電量販店でも語学力があると優位

都心部では、ドラッグストアや家電量販店にも、大量の外国人観光客がショッピングに訪れます。こうしたお店では、商品の説明や接客のために、外国語が話せるスタッフを大量に募集しています。正社員の募集もありますので、この分野の専門知識や資格を持っているのであれば、かなり転職に有利になるはずです。

ホテル業界も人材不足

沖縄のホテル業界では、一年の半分以上を修学旅行客で回しているホテルも少なくありません。一般的な観光客とは違い、きめられたスケジュールで一気に動く修学旅行では、どうしても人手が必要になります。

ただし、修学旅行の場合、スケジュールがハードなことが多いため、仕事としてはかなりきつく、スタッフの入れ替えが激しいです。それだけに、常に人員募集をしているホテルもあるほど…。とりあえずアルバイトやパートでひとまずしのぎたい場合は、チェックしてみる価値はあります。

自分で仕事は作ってしまおう

せっかく沖縄に移住するのですから、しがらみや組織に縛られず、自分のペースで仕事をするのも、ひとつの働き方です。

本土企業も多く入ってきている沖縄ですが、物流などの関係や県民の県産品志向などもあって、意外と苦戦をしいられているのが現状。そのため、本土では当たり前になっているサービスでさえも、沖縄では、新しいと感じるものもたくさんあります。

本土の目線を持ちながら暮らすことで新たな発見もある

移住をきっかけに沖縄の企業で働いてみると、思わぬところに、ビジネスチャンスが眠っていることがあります。このビジネスチャンスを、どのような方法で沖縄に定着するビジネスに結び付けていくかを考えることで、これまでにないビジネスに発展していきます。

いきなり起業をするのも良いですが、一度、県内企業で働いてみて、あなたしか見つけることが出来ないビジネスチャンスを探ってみるのもおすすめです。

ちゃんぷるー文化をうまく利用する

沖縄には、昔から「ちゃんぷるー文化」というものが根付いています。「ちゃんぷるー」には、「混ぜる」という意味が含まれており、いろいろな文化と融合しながら独自の文化を発展させてきた沖縄の歴史に通じるものがあります。

歴史上から見ても、沖縄は、琉球王国時代には、独自の貿易ルートを使って海外と交流をしてきましたし、薩摩侵略によって薩摩藩の支配下にあった時代は、日本の文化や思想が入ってきました。戦後にアメリカの統治下にあった時代は、アメリカの文化が大量に流れ込み、これらをすべて吸収しながら、オリジナルの沖縄文化が作られてきました。

こうした歴史上の背景を見ても、移住者のビジネスチャンスは大きいとも言えます。ビジネスを生み出すためには、どんな状況であっても、多少のデメリットや壁はあります。独立一年目の壁をどう乗り越えるのかは、どの起業者にとっても同じこと。それならば、移住者ならではのメリットを、最大限に生かすチャンスにかけてみてはいかがでしょうか?

自分流を貫き通して悠々自適な生活を手に入れる

自由

沖縄移住のイメージに、「のんびりとした島の生活」「時間に縛られることのないゆとりの暮らし」などが挙げられますが、ほとんどの場合、このイメージと現実の差の大きさに、挫折してしまいます。でも、この状況にも、検証すべき点はあります。

自分流を貫けば、必ず理想は手に入る

沖縄での生活は、実際に暮らしてみなければわからないこともたくさんあります。でも、多くの場合、現実社会の流れに飲み込まれてしまった結果、自分の理想の暮らしとかけ離れてしまっていることが、この失敗の原因にあるように思われます。

のんびりとした暮らしがしたければ、のんびり暮らせばいい

沖縄移住には、「完全移住型」と「セカンドハウス型」の2つのパターンがあります。移住というと、完全移住型の方ばかり意識が偏ってしまいがちですが、沖縄移住を成功させた人の中には、セカンドハウス型のケースも意外と多いのです。

セカンドハウス型にも2つのパターンがあり、特定のシーズンに限って沖縄での生活を楽しむケースと、本土と沖縄を往復しながら生活を楽しむケースがあります。

前者の場合は、寒さが厳しい地方に住む人や花粉症に悩む人、喘息などの発作に悩む人などが多く、一年の大半は、沖縄県外の自宅で暮らします。

後者の場合は、県外で仕事をこなしながら、沖縄の自宅でプライベートを過ごすケース。オンとオフがはっきりしているため、仕事にも張り合いが持てるという人も多いのが特徴です。

このように、完全移住型ではなければ、周りに流されることなく、自分の理想の暮らし方を貫くことも不可能ではありません。移住といっても、様々なパターンがあるため、一般的な暮らし方のイメージに自分の暮らしを無理に合わせない方が、成功する確率は上がります。

多種多様な人と出会うことが出来る

全国各地から移住者が集まる沖縄。もっと広い目線で見れば、日本国内だけでなく、海外からも、様々な目的を持った人々が沖縄には集まってきます。時には、価値観や文化の違いに戸惑うことも多いでしょうが、その出会いこそが沖縄の魅力でもあります。

人との出会いによって、自分が思ってもいなかった趣味や考え方に出会い、そこから、新たな人生を始めて移住に成功した人も、県内にはたくさんいます。そんな素敵な生き方のチャンスに出会うことも、沖縄に移住するからこそ体験できることかもしれません。

-沖縄移住

関連記事

サングラス

沖縄移住で1年中手放せない必須アイテム

沖縄は本州とは異なる気候・文化を持っています。そのため実際に移住するまではほとんど使わないようなものも、1年中手放せない必須アイテムだったりします。 サングラス 沖縄の強烈な紫外線は、目の日焼けも起こ …

国際通り

年間3万人の沖縄移住者が結局移住を諦める3つの理由

年間約3万人が沖縄移住し、毎年同じ人数が移住を断念し本土に戻っていきます。長く住み続けていると「給料が安い」が断念の最大の理由ではない気が…。そこで移住者の私が思う移住失敗の3つの理由を挙げます。 「 …

野菜

沖縄の食費は「高い」と「安い」の差が激しい

沖縄に移住をするとなれば食費はどうしても考えなければいけないことです。でも全国的に「沖縄は食費が安い!」という噂もあります。でも実際には安いものもあれば「なんでこんな高いの?」というものもあります。 …

日よけ

沖縄の長い夏を乗り切るにはベランダの遮熱がポイント

沖縄は「ほぼ夏」といってもいいほど夏の時期が長いです。特に沖縄の夏の日差しは強烈で、きちんと遮熱対策をしておかないと室温はグングン上昇!光熱費を抑えるためにも今すぐやりたい遮熱対策のポイントとは? 沖 …

妊婦

移住先の沖縄で出産するなら費用はどれくらいかかる?

妊娠を機に移住をする家族も多い沖縄ですが、移住先での出産は何かと不安もあります。でも一番の心配は費用のことなのでは?そこで今回は沖縄で出産する場合の費用の目安と産院選びのポイントをまとめました。 出産 …